HOME > オーガニックな日々 > オーガニックは「双方向」だから、おもしろい

オーガニックな日々

オーガニックは「双方向」だから、おもしろい

アロマセラピスト
大橋マキ

ohashi_main

オーガニックライフを送る一歩先行く人たちに
日々の過ごし方をうかがいます。
第1回は、アロマセラピストの大橋マキさん。
楽しくて気持ちいい、オーガニックライフがありました。




子どもの「感じる力」に、発見がいっぱい


元テレビ局アナウンサーで、現在アロマセラピストとして活躍している大橋マキさん。いまは10か月になるお子さんと一緒に過ごす中で、その「感じる力」に日々驚いているそうです。


「娘は、お風呂から上がるとのどが渇いてよくグズるのですが、オーガニックコットンのタオルに包まれた瞬間、ふわーっとした、なんともいえない表情をするんです。その気持ちよさそうな顔を見ていると、子どもって本当に正直だなぁって」


子どもと音楽を聴いていたときにも発見がありました。
ある日、アボリジニの伝統楽器「ディジュリドゥ」や、アイヌの民族楽器「トンコリ」のCDをかけたら、子守唄ではないのに子どもが昼寝したり、音楽に合わせて楽しく体を動かしはじめたのです。気持ちいいと感じたときは、全身でその心地よさを表現する。そんなわが子の姿をみるのがおもしろいと大橋さんは目をほそめます。




肌と肌の触れ合いで食の大切さに気づいた


そもそも、大橋さんがオーガニックライフに関心をもったきっかけは「食」でした。


アナウンサーとして多忙を極めていた頃、大橋さんは取材を通してアロマセラピーに出会います。アロマセラピーとは精油を用いて心身の疲れやストレスをほぐしていく技術。香りだけでなく、オイルを使ったマッサージを施すことで生まれる癒しがあることを知ったそうです。


アロマの世界をもっと探求したい。大橋さんは、会社を辞め、植物療法の勉強のためにイギリスへ留学します。そして、帰国後、アロマセラピストへの道を歩みはじめました。


「病院でセラピストとして働いて7年になります(現在育児休暇中)。香りを介していろいろな方の肌に触れていると、人の〝いま〟を映し出しているのが肌であり、食がすべてをつくっていることに気づいたんです」


以来、大橋さんは、週に1度旬の有機野菜が自宅に届く宅配サービスを愛用しています。ただし、大根が旬の季節なら、毎週大根が届き、来る日も来る日も大根料理……なんていうことも。そんなときは、同梱される農家の方のレシピを参考に、干す、炒る、葉の部分を菜めしにするなどして、素材を徹底的に味わっているそうです。そのとき欲しい野菜とは別のものが届くことも多いけれど、いつも旬の野菜に触れることができるし、料理のレパートリーが増えることもあって、いまではその不便さが、すっかり「楽しみ」に変わったそうです。




「双方向」のおもしろさ


オーガニックライフを、無理なく楽しんでいる大橋さん。オーガニックのおもしろさってズバリなんですか?


「身体や心が必要とするものを取り入れると、きちんと応えてくれる『双方向』なところですね。たとえば、有機野菜を食べるようになったら風邪をひきにくくなったり、考え事をして頭が冴えて眠れない夜にペパーミントの香りを焚いたら、頭がスッキリ整理されたのか、すーっと眠れたり。本来、覚醒作用がある香りですが、不眠の原因によっては有効なんですね」


有機100%のものしか使わないというわけではなく、心や身体が直観的に欲しい!と思うものを選んでいくこと。そんな、頭でっかちではない自然体のオーガニックライフを楽しんでいるそうです。




日本人の生活に息づく繊細さ


本誌「オルガニコ」は、〝オーガニックで美しくなる〟を目指しています。大橋さんにとって、オーガニックできれいになるとは……。


「心や肌の声をていねいに聞いて、本来持っている、体や肌の力を引き出し、きれいになっていくこと、かな。肌って、有機農法で育つ野菜と一緒で、繊細に日々の状態を感じとって必要なものを与えると、自分が持っている『肌力』みたいなものが育つと思うんです。時間はかかるかもしれませんが……」


繊細でていねいなこと。大橋さんは、日本人のオーガニックライフにはそれが備わっていると言います。


「たとえば、日本では、素材を活かすために、部位ごとに料理法や切り方を変えたりする。でも、海外ではあまり手を加えずそのまま食べてしまう。イギリスに住んで気づいたのですが、調理法に限らず、日本人の意識や、生活の仕方は、その日の心身の状態に合わせて、ひと手間加えることが多いんじゃないかって。きちんと向きあって本来持っている力を引き出すことがオーガニックライフなんじゃないかな」




日々、ていねいに生きる


いま、大橋さんが女性として、母として憧れるのが『料理歳時記』の著者・辰巳浜子さんです。


初冬、汁物にゆずをほんのひとへぎ入れるために、庭先の実が色づくのを春から待ちわびる姿や、たわわにみのったぶどうを一粒ずつ洗い、鍋で煮て、つるしたこし袋からしたたる汁でジュースをつくる姿に、四季を感じながら、日々をていねいに過ごす大切さを覚えたそうです。


「いまをていねいに生きることは、家族のこと、未来のことを思うことなんだなって感じました。毎日何気なく使う野菜や化粧品、身の回りのものをていねいに選び、ていねいに使っていく。それが、自分の周囲だけでなく、誠実にモノづくりをしている人たちや日本ならではの伝統文化を応援することにつながっていけば、最高ですね」


取材中、笑顔がたえなかった大橋さん。背のびのいらないオーガニックライフへのヒントをたくさんもらえた気がします。


大橋マキさんのオーガニック・サプリ

hibiimg011

オーガニック、エコの本

オーガニックとは? エコとは? 基本に戻り、最新の情報もチェックする。

hibiimg021

心地よい音楽

民族楽器の音やアコースティックなメロディーに大地のパワーを感じるそう。

hibiimg031

オーガニック・ドライフルーツ

有機の果物を使用したドライフルーツ。適度な甘さがお気に入りとのこと。


ohashi_profile

大橋 マキ

フジテレビアナウンサーを退職後、英国IFA認定アロマセラピストの資格を取得。アロマセラピストとして病院で活動するほか、執筆やラジオ番組ナビゲーターなど幅広く活動中。ブレンドアロマオイル「aromamora」のプロデュースも行う。

キーワードで探す

エリアで探す

Twitter はじめました。
フォローしてね♪ ↓

このサイトはリンクフリーです。
こちらのバナーをお使いください。
  ↓